アーユルヴェーダが考える人間

アーユルヴェーダが考える人間
について、今日は、お話したいと思います。

アーユルヴェーダというと、
エステのようなイメージを持たれている方もいらっしゃると思いますが、

世界の医療の一環である、「代替療法」
として広く伝えられています。

アーユルヴェーダは、「体の科学」と言われているように、
人間を体からアプローチすることで、
日々、心健やかに暮らしていくには、
どうしたらよいかを教えてくれるものであり、
知れば知るほど、奥深いものです。

現代の科学では人間をDNAレベルで研究し、色々なことが発見されつつあります。
ただ、分かればわるほど、DNAだけでは片付かないことが多くなってきています。

そういった中、アーユルヴェーダでは、
個人差を遺伝子的な要因と後天的な要因としてとらえ、
個々の状態に応じた生活の仕方・生き方を説いています。

そして、私たちの体を3つの要素(トリドーシャ)と、心の3つの要素(トリグナ)
で、できているとしています。

その体のトリドーシャを
風(ヴァータ)
火(ピッタ)
水(カパ)と表します。

このドーシャが乱れることで、私たちは体調を崩し、病気になってしまいます。

このドーシャのバランスが良い状態とは、
ちょうど良い風が吹いて、ちょうどよい火が
おき、ちょうど良い量の水があるということです。
この状態は、飯盒でお米を炊く時と同じ状態です。

そして、そういった環境で作られた食べ物を温かいうちに食べることで栄養となり、
私たちの元気の源(オージャス)となっていくといわれています。

つまり、、自分のもともとの生まれ持ったドーシャ(バランス)を知ることが大切であり、
ただ単に気分や性格のせいでは、片づけられない事柄も出てくるということなのです。

最近、気持ちが落ち着かないとか、
イライラして、他人の嫌なとこばかり目につくとか、
全くやる気が起こらないという時は、
ご自分のトドーシャが乱れているということかもしれません。

そういった時は、心も体も休ませてあげるということ、
そして、ヨーガの智慧を使い、心と感情を切り離すということ
意識してみるのもいいかもしれません。

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