私たちは、日々の生活の中で、たくさんの人と関わりながら、人生を生きています。
楽しいこともあれば、つらく悲しいこともあり、時にはストレスを感じているかもしれません。
そういった時、みなさんは、心の疲れをいやすために
どのようなリラックスをしているでしょうか?
友達と会い、話をするとか、
カラオケに行き、声を出すことですっきりするとか、
温泉に行く方もいれば、
ひたすら寝るという方もいるかもしれません。
実は、これらのどの行為も、リラックスには、該当しないのです。
なぜなら、すべて「活動をする」という行為であり、
アーユルヴェーダ的にも、これは心身ともに安らぐ
ということにはならないのだそうです。
では、「寝る」という行為であれば、
リラックスになるのではないかと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、
実はこの、「寝る」という行為も「リラックスではありません。
なぜなら
私たちの思考は、心臓が動いている以上、常に働いているからなのです。
例えば、ゴロンと横になり、自分の好きなTVを観たり、読書をしていても、
心の中で今日あった出来事や最近、気になっている出来事などが、
頭の中をぐるぐる回ってしまいます。
その思いに心が引っ張られてしまい、
私たちの自律神経も乱れてしまうことで、リラックス出来ません。
就寝時も同じです。
寝ている時は、その日にあった出来事を
「いる記憶」と「いらない記憶」に振り分けているので、
心の状態が乱れたままでいると、
悪夢を見たり、朝、目覚めた瞬間から、
昨日あった嫌なことを思い出し、
どんなにすがすがしい天気でも、
朝からイライラしてしまうといったこともあります。
これは、外からみて、穏やかな人・おとなしい人であっても同じです。
見た目ではわからないところなのです。
つまり、リラックスとは、「リラックスをしよう」と意識すること
が大切となります。
そして、このリラックスは、「貯金」が出来るものと言われており、
研究データとしても発表されています。
是非、この機会に、ヨーガで「自分の体」を使って、
「リラックスをする」とはどういうことか・・・
感じてみることから、始めてみませんか。