私たちは、自分の置かれている環境や境遇を何を基準に「幸せ」「不幸」
と判断しているのでしょうか。
それは、何げない形での、マスメディアの刷り込みだったり、変化する社会の見えない物差しによる基準だったりします。
そして、自分の環境や境遇を嘆き悲しんだりしてしまうこと、どなたでも一度はあるかと思います。
実はその、環境や境遇は自分の意思や思いで、
変えることが出来るのです。
なぜなら、私たちは、すべて自分の心が「世界」を作っているからなのです。
まず、「自分」という人物はどういった人間なのか考えた時、必ず「こだわり」を持っています。
そのこだわりを人によっては、
「これが自分らしさ」とか
「これが、私のスティタス」
などといったように感じている方も、いらっしゃると思います。
そして、この「こだわり」は、必ず、どんな方でも持って生きています。
この「こだわり」とは、一体、どのような心の働きなのでしょうか。
この「こだわり」とは、心に喜怒哀楽を感じるポイントのことで、
喜ぶポイント・腹の立つポイント・悲しむ・うつな気持ちになるポイント・楽しいと感じるポイント といった具合に、人それぞれの心働くポイントのことなのです。
このポイントにより、私たちは喜んだり悲しんだりしています。そして、このこだわりへの思いが強ければ強いほど、執着や固執となって、自分自身を苦しめてしまいます。
これは何もこだわることがいけないということではなく、まず、あるがままの自分の心の傾向を知るということが大切なのです。
そして、そのこだわりは自分にとって必要なものなのかそうでないものなのか
自分の感じる環境や境遇は、本当に不幸であるのかどうなのか、まずは、
物事の受け取り方が、ご自分にとって幸せであるかどうか、心健やかに生きるために、ちょうど良い心の在り方、熟考したいものです。